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2024秋の高遠の石仏ウォーク・御朱印集め

Aya

Yさまより2024年11月16~24日で高遠の石仏巡り・御朱印集めのイベントがあるらしいよ~~~との情報をお聞きして早速行ってきました!

伊那市高遠町は現代でも天下第一の桜の名所として有名ですね!
そして江戸時代は石工の里としても知られていたそうです。

高遠石工達は高遠藩の出稼ぎ奨励により、北は青森から南は山口まで赴いて作品を製作していたそうです。なんと江戸城の石垣にもかかわっており、伊那より移り住んで工事に携わったとか。
江戸時代の名工「高遠石工」の石仏を巡り、そして御朱印も一緒に集めながら秋の高遠を楽しめるイベントということでわくわくで参加してきました。

お昼ごはんを道の駅南アルプス長谷でソースカツ丼を食べ、その足で高遠町観光案内所に向かいました。

スタートは高遠町観光案内所で、高遠城下コース(約5km、7か所巡り)と、高遠城下+不動明王っコース(約9km、8か所巡り)という2つのコースがあります。

コース開始はどこから始めましょう等は特に決まっていないのですが、頂いたチラシの順路通りに巡ってみることにしました。

1.建福寺

最初の印所になります。
高遠町観光案内所からすぐ見える位置にある健福寺です。
特に場所を探すことなく階段を上がった場所に御朱印スタンプ押印場所が設置されていました。

スタンプががっつりとずれてお寺の名前と被ってしまい無念…!

2.香福寺

紅葉が本当に見事で見惚れてしまいました。
入口あたりには咳の地蔵堂と説明看板もありました。
江戸時代にはせき症の方がお詣りに来られたお寺でもあるようですね。

3.的場の十王仏

香福寺からまあまあ歩いた場所にありました、的場の十王仏。背面に建っているものではなく前面の鉄格子で囲われたものになります。

生前に犯した罪を冥土で十人の王が裁くそうで、その十王仏になります。かの有名な閻魔王さまもいらっしゃいますね。
石仏自体はまあまあの小ささで1体ずつが30cm四方という印象でしょうか。
地域の方のご尽力で江戸時代からこの現代までこうして観ることができるんだなあと感じた十王仏でした。

4.樹林寺

「的場の十王仏」をチェック後は小さな道をループ橋方面に曲がって田畑を横切ります。高遠中学校を右手に見ながら坂道を登り、ポレポレの丘を左手に見て更に坂道を進んでいくと雰囲気のある苔むした長い登り階段が見えてきます。階段のわきには樹林寺の看板。

階段を上りゆるく左にカーブした道を更に上ると樹林寺の門が見えてきました。門の下には御朱印スタンプ押印所があり、石仏がありました。

高遠の町を見降ろせる素晴らしい景色と秋の気持ちの良い空と風で、ふう、と一息をつきました。
石仏さん達もこれは良いロケーションに配置していただいてますねえという気持ちになりました笑。

樹林寺のスタンプを押したらそのまま右方向へという順路看板がありましたので、そちらに従って進みます。樹林寺の裏手には小ぢんまりとした可愛い社がありました。なんだか雰囲気が良かったので写真でも1枚。

まあまあの坂道の上にあった印象の4番印所樹林寺でした。

5.桂泉院

樹林寺を抜けて5番印所は桂泉院です。
もとは高遠城にあったらしく、移築されて龍沢山桂泉院となったそうです。

また、寺の梵鐘は織田信忠が飯田市の名刹開善寺から略奪して引きずって持ってきたものだそうで、長野県宝となっているそうです。

6.高遠町歴史博物館

桂泉院からは高遠の町方向に向けて歩きます。
高遠焼の窯元のお店の近くを通り、気づくともう高遠町歴史博物館前でした。

高遠町歴史博物館、絵島囲み屋敷も一緒に見たいなと思ってたのですが生憎の休館日でした。
スタンプを押して、二十二夜様へ向かいます。

7.二十二夜様

高遠の川沿いの町並みを楽しみながら歩くと二十二夜様がありました。

崖沿いに石仏がたくさん建っています。
二十二夜様とは何ぞやと思っておりましたらすぐ右に説明看板がありました。

二十二夜様は、月待ち信仰により行事をする神さまである。「お立待ち」といって、願掛けをし、願い事がかなえられるよう、また願い事がかなえられるとお礼のために月蔵山に月が出るまで坐らずに立ちながら月の出を待つのである。その昔、和泉屋の伊藤喜門は、夢に御神託を得、現在の巨岩の聖地へ勧請したものである。本尊は如意輪観音である。

現地「二十二夜さま」看板より引用

ということだそうです。
月待ち信仰、興味深いですね。

(特).大聖不動明王

最後はかなり外れた場所にある大聖不動明王です。
高遠町歴史博物館から白山橋を渡り、道の駅長谷の方向にかなり進んだ場所の橋の手前崖側にあります。

立派な石仏なのですが、ちょっと見つけにくい立地かもしれません。

まとめ

一週間位の短い期間で開催された「秋の高遠石仏ぶら散歩2024」ですが、大変楽しく、まさに「ぶら散歩」できた素晴らしいイベントでした!

高遠の町を歩くことによって車で通りすぎるだけよりもより解像度高く町の形や神社の数々、小径、そしてもちろん石仏に関しても造詣が深まりました。このタイミングだけで頂ける御朱印スタンプも嬉しく、また案内も丁寧で有難かったです。紅葉の良いシーズンに気持ちの良い散策路を頂いた印象です。

そしてスタンプをコンプリートした際に石仏クリアファイルを頂き、2024年高遠石仏ウォーク完遂です!気持ちよく秋の高遠をウォーキングできた上に景品&レア御朱印スタンプGET、そして何よりも達成感があってとても充実した時間でした。

謎の猫石仏

やった~~~これにて完了!となっていたのですが。
頂いた石像が並ぶクリアファイルを見ていると、その中に1つ、見たことが無い石仏があることに気づきました。

それがこちらです。

シンプル目の動物の石像…カエル…コアラ…???

調べてみましたら、多分これは高遠石工石仏ガチャにも入っていた「猫神様」の石仏のようでして…!(高遠紅葉祭りの時に有限会社スワニーさんの手掛ける高遠石仏ガチャで発見し、一度ガチャガチャをするも外れて気になっていました)

家に猫がいる身としてはどうしても猫神様石仏にお詣りに行きたい!!と思い、後日高遠町観光案内所を訪ねました。

案内所にいらっしゃった職員さんに

「先日の石仏ウォークで頂いたクリアファイルに載っていた猫神様の石仏へお詣りに行きたいので、場所を教えて頂けますでしょうか^^」

とおききしたところ、、、

「申し訳ありませんが、場所をお教えすることはできません…」

とのお答えが。

今日日インターネットや他色々なメディアで情報過多と思われるくらいに情報にあふれているのにまさか本当に教えてもらえないという超極秘案件が突然目の前に現れて物凄くビックリしてしいました。

場所のヒントだけでも何卒…と少し食い下がってみましたが、「上から厳しく言われておりヒントもお教えできません、申し訳ないです…!ただ、高遠町のどこかにはあります!」
というお答えでした…!

ちょこっとネットで検索してみましたら伊那市の石仏総選挙で1位を獲得している猫神様の記事を発見しました。

柱の文字は『決して私を探さないでください…ひっそりとあなたを見守っています』

え……探したい!!笑

高遠町観光案内所の入り口に石仏ガチャがあるのですが、この中にこの猫神様の石仏もありましてですね…。滅茶苦茶欲しくなったりの本日でした。

もしも探しに行けた際はまた記事で書こうと思います。

そんなこんなの大変楽しい高遠町石仏ぶら散歩でした!
Yさま情報ありがとうございました!

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Ota
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長野県のんびり研究家
長野県在住。 長野県をメインにお出かけ先の色々を日記的にゆるくご紹介します。

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